夏季

立夏 5月5日~5月20日

夏が近づいてきて、新緑がまぶしく、爽やかな風が吹く五月晴れの季節。
端午の節句やこいのぼり、菖蒲の湯に入り、柏餅を食べる時期です。

緑も濃く、心地いい陽気でとても過ごしやすい季節です。田んぼに水が入り蛙が泣き始めます。

こころがけること

この時期が最も紫外線が強くなる季節です。紫外線予防をする同時に、骨を丈夫にするため、一日一回太陽の光にあたったほうが良いでしょう。夏には日の出日の沈むとともに早寝早起きが肝心です。成長ホルモンは子午流注によって、21時から3時前に分泌さるので、遅くとも11時前には寝るようにしましょう。

冬に育み、春には芽吹いた活動を形に表します。初夏に入ると、できることはおもいっきりやってください。今がピークの時期なので力を出し切るべきです。

体質管理

立夏を迎えると心臓の働きが活発になり、動悸が起きやすくなります。
この場合、東洋医学では補血といい、体の栄養を高め潤いが必要になります。頭のふらつきや物忘れも多くなります。頭にもしっかり栄養が届くように栄養価の高い食事を心がけましょう。

この時期には小腸の動きも活発になります。下腹部にある関元のツボ(丹田ともいいます)をお灸とマッサージをお勧めです。(鼻から息を吸って、口から吐く)丹田に力を入れておもいっきり息を吐いてください。意識して呼吸を繰り返します。丹田呼吸をすれば、精気がみなぎってきます。

撮るべきもの

この時期は赤い食べ物がおすすめです。クコの実は栄養価も高く、誰が食べても元気が出る食材です。お茶の中に入れて最後は実も食べるようにしてください。
エビは体が温まる作用があります。
その他にも、煮物、炒め物なんにでも入れて食べてみてください。決して味を邪魔する食材ではないので無理なく食べることができると思います。

トマトは夏にピッタリの食材です。暑がりや高血圧の人に良いでしょう。トマトは涼血作用があるので酒のつまみにしても良いでしょう。
トマトのリコピンやβカロチンはシミ、しわ、ダイエットなど美容にも有効です。

小満 5月21日~6月5日

次第に満ち満ちていき、草木が天地に茂って気温も上がっでます。

蚕が桑の葉をいっぱい食べて育ち、紅花が一面に咲き、麦の収穫の季節です。

夏服へ衣替えの時期でもあります。


こころがけること

老化の指標として、「骨、血管、腸年齢」の3つが重要と言われています。
血管を丈夫にさせるのも、老化させるのも、この季節の養生が大切です。血管の質を高め、血管壁や血管の管そのものを丈夫にします。

降圧薬を飲んでいる方は注意が必要です。血管に負担をかけている可能性があります。アルコールやカフェインの量などにも注意してください。偏った食事、糖の過多も老化の一歩です。体質は改善できても、管を若返らせるのはとても難しいです。

暑くなると息切れがちになります。血管が広がって肺の働きが追い付かなくなるのです。この場合は、ゆっくり息を精一杯吐きだしましょう。呼吸は吐くほうが先なのです。全部出し切ってから、綺麗な空気を吸いましょう。

体質管理

この時期に、よく肩と首が凝ります、肩甲骨周りの血流が鈍くなると、動悸を感じします。この時もしかり心臓のまわりの筋肉を動かすことを意識しましょう。病院での精密検査は必要ですが、大きな病気の心配もなく特に原因の分からない不調は自分でケアすることができます。経済面に負担かからないように肩、首、全身に軽いマッサージしたり、生活習慣を作ったりしましょう。実は病の多くは自分自身で治せるのです。

撮るべきもの

玉ねぎは、体を温め、気分を明るくします、ストレスやうつ病や不眠症、心臓病に効果があります。血液の巡りをよくして、肩こりや首の凝りに効き、熱を加えた調理のほうがエネルギーをますので、脳には良いでしょう。高血圧や糖尿病にも有効で、血液をサラサラにする効果があります。

ゴーヤは代表な夏の食材です。苦みが強いですが、食べなれると癖になります。夏バテ防止や徐熱によって、疲れた心配や肺を元気にします。鎮静作用もあるので、イライラを静め、高血圧や滞りを治します。消炎、解毒、視力強化にも役立ちます。また、熱帯夜の不眠にも効果があります。

スイカは夏の風物詩。熱の発散や利尿などの効果があります。日射病や熱射病にも有効です。高血圧の体質改善にも効き目があります。冷房に頼らず体温を整えます。逆に冷え性な方には向きません。

トマトは夏にピッタリの食材です。暑がりや高血圧の人に良いでしょう。トマトは涼血作用があるので酒のつまみにしても良いでしょう。
トマトのリコピンやβカロチンはシミ、しわ、ダイエットなど美容にも有効です。

芒種 6月6日~6月21日

春が終わり、夏を迎えるころに尋ねるのが、小満と芒種なのですね。

芒とはイネ科の穂先の針のような突起のこと。麦が黄色に実って、麦秋を迎えそれを、刈り取ってからその後に苗代で育った稲を田に植える時期です。 カマキリが生まれ、蛍が飛び交い、梅の実が熟して色づくころです。しとしと雨が降り続き、梅雨がはじまります。

こころがけること

東洋医学では五行というものがあり、その五行を絵で表すと、大地にミネラルの鉱物があって、川が流れ、木があって、太陽に照らされている、といった図になります。五行で表される土、金、水、木、火のうち、太陽だけは地球にないものです。人間の体でも、肌肉の上にミネラル・水・木が存在していますが、火(熱)は身の中にも存在しています。

春に芽生えたものが繁茂し、実りをつける夏ですが、この季節に自分を思いっきり開花させるには、周りの意見など聞く必要はないのです。思うままに、どんな仕事でも自分の独自性を出して前に進むべきです。太陽の光や血液が全身を巡るように、物事を伝達することに関係の深い季節です。

体質管理 

この時期に気血の流れをよくしようとするには、小指のマッサージが有効です。胸が痛いとか不整脈を感じる時も同じです。手首の内側から指4本分上にある「内関」というツボも重要です。

東洋医学では、汗が沢山出る季節ですが、毛穴が閉じて汗が出にくいと、ニキビになったり毛根が脂性になり髪の毛が抜けやすくなったりします。肌トラブルに限らず、熱(内火)が内側にこもるので、内臓に炎症を起こしたり、肝臓が腫れやすくなったり、こもった熱で抵抗力が落ちて風邪をひきやすかったり、口内炎を起こしたり、動悸や息切れを起こしがちです。それに、一度交通事故や手術をした人は、必ず鬱血(血行障害)があると考えます。体のどこかに滞りがあれば、イライラや痛みや冷えが起こります。体表の汗だけではなく、体の奥からの汗が特にこの時期には必要です。足湯や半身浴も効果的です。

撮るべきもの

キュウリは、熱を抑え利尿作用があります。むくみにも良いのでダイエットに有効です。最近は水分補給に優れているということで、スポーツの際に食されることも多いようです。今も、中国ではどこにでも持ち歩き、水代わりのようにして食べます。中国人の方からキュウリを進められても驚かないでください。水を渡したのと同じことなのです。

ラッキョウは、気や血の巡りをよくします。冷え性や気分の滅入りやすい人にもおすすめです。消化を良くしたり、風邪予防になります。気を上から下に下す作用があるので、イライラを解消したり、頭痛などの改善にもなります。旬を迎える食材を使って食卓で季節を感じるといいでしょう。ただ、この時期は湿気が多くなり、食中毒の心配が出てくることです。食中毒の予防をしっかりしましょう!
梅雨だから、梅雨の薬膳茶をお薦めです。
①半発酵したウーロン茶が最適切なお茶と考えられます。
②トウモロコシ薬膳茶:硬い外皮を4枚ぐらい剥き、ひげもそのまま、きれいに洗って、塩少々、800ml水、30分茹で汁をお茶として飲みます。利水滲湿、利尿作用による浮腫みの改善、排尿不調と黄疸にも効きます。

夏至 6月22日~7月6日

至は北半球では1年で昼が最も長く、夜が最も短くなります。

日本では梅雨の最中で、日照時間がそれほど長くないため、昼が最も長いとは感じにくいでしょう。

こころがけること

四季をバイオリズムで描くと、最も頂点の陽気盛んなころです。月で言うなら満月。すべてが満ちて、これから解毒の時期です。骨盤が最も緩む時期なので、骨盤調整が必要です。推拿(中医の治療手法)がおすすめです。また、腰を時計回り、反対回り、八の字回しに調整します。骨盤周りには体幹を作るそれぞれの筋肉や、直立歩行の基本になる仙骨があります。

頂点に達してから次の流れを迎える。気の充実がキーになります。旅行に行ったり、コンサートでパワーを得たり、お祭りで盛り上がったりなど、自分なりの気の高揚法をみつけてください。気が血を動かします。逆に気の不足は血の滞りにつながります。

体質管理 

この時期は不眠、多夢、精神病にもなりやすいので、瀉が必要です。嫌なことはなるべく忘れましょう。精神の病は夏至の過ごし方が非常に重要です。できるだけ改善に努めると良いでしょう。

高血圧や心筋梗塞などの血管系の循環器病にもなりやすいので、血管の栄養と血管壁を丈夫にするような食生活を続けます。

撮るべきもの

あずきは、暑がりでも寒がりでも誰でも常食できます。心穏やかにストレス改善ができます。特に夏食べれば、心臓にも良いのです。体の中の水分代謝をよくするので、尿の出方や腫物を治し、むくみや下痢にも効果的です。散血作用もあるので、充血を治し解毒にもなり、目や痔の充血やダイエットにも良いのです。
魚や大豆及び大豆製品に含まれる良質なたんぱく質は、血管の内皮細胞が元気に生まれ変わる材料となる。サンマやアジ、マグロ、カツオなど、種類にこだわらず新鮮なものを選ぶとよい。納豆、豆腐、豆乳、厚揚げ、水煮大豆など。
食材体内の活性酸素を減らす抗酸化成分を豊富に含み、血管内の健康を保つのに役立つトマトやカボチャ、モロヘイヤなど、色の濃い野菜(緑黄色野菜)は特に抗酸化成分が豊富に含まれている。守りの減塩にも役立つ食材

茶は、清熱解毒作用があります。ひどい冷え性は、量を加減し温かいお茶を飲みます。消化を助け、喉の渇きを抑え、特に解毒作用もあります。さらに、のぼせをとり、イライラをおさえます。夏の水分補給にはお茶が最適です。ミネラルを摂るにはプーアル茶、脂の分解にはウーロン茶、抗酸化作用には緑茶です。

小暑 7月7日~7月21日

梅雨が明けて少し暑くなってきます。
小暑から立秋までに出すのが暑中見舞い。
立秋すぎると残暑見舞いになります。

7月7日の七夕は、5節句の一つで、天野川見ごろになり、願い事を五色の短冊に書きます。
15日はお盆、21日頃から土用入りし、この丑の日に夏バテ予防にうなぎを食べます。

こころがけること

夏至から少しずつ地表が温ます。この季節からやっと本格的な夏の到来を迎えます。
太陽・地球・月の動き。潮の満ち引きも転換期を超えて、体もやっと夏の状態になってきます。

体質管理 

土用が近づくことで夏の疲れが肌肉に現れやすい時期です。顔のたるみや深くなるほうれい線の予防をしましょう。梅雨の湿気が体の中に残るため、むくみや水の滞りによってめまいやだるさを覚えます。顔は敏感な部分ですから、ポンポンと指先でたたいて刺激するだけで、効果はでてきます。

土用は年に4回ありますが、夏の土用は陽から陰に変わる時期です。


撮るべきもの

夏の土用の体調不良には、昔から「うなぎ」と決まっていますが、実際にうなぎはこの時期には万能は食材です。丑の日には「う」の付く食べ物、うり・うなぎ・うどんなどがいいといわれています。この時期、貧血にもなりやすく、精の付くものを食べましょう。うなぎ・肉・魚・クコの実・なつめ、ひじきやほうれん草、レバーなど、この時期は補血が誰でも必要です。

また、うなぎは春と冬に食べると体調をさらに改善します。補気作用があるので、元気のない時や体力の落ちているときに最適な滋養強壮です。

潮干狩りシーズンになりますが、あさりもこの時期よい食材です。利尿作用があり、むくみの改善や飲酒の酔い予防にもなります。神経痛や黄疸にも昔から効用があるとされています。酒蒸しやボンゴレなど様々な料理に取り入れてみてください。

胃腸に負担かける油濃いものを下げてください。特に夜遅くまで飲食するのは良くないですが、胃腸を丈夫にするために、旬の食材を工夫してください。もやしはレンコンも清熱解毒、健脾益胃、消化促進など効果があります。

西瓜、キュウリなど利尿作用があるから、浮腫み解消には役に立ちます。

苦瓜が胃腸の整える作用があるから、ある程度苦瓜の苦さを少し残って食べてください。

たまに、すこし辛いものを食べて、汗をかいてください。同時に常に水分補給をしてくだい。芯から代謝して肌艶をよくして整えるので、ダイエットにも作用がありますよ。

大署 7月22日~8月7日

1年で最も暑い時期です。

真夏日や熱帯夜が始まるのもこの時期です。
花火大会、風鈴の音、蛍のヒカリ、

満開の蓮などが夏を彩ります。

こころがけること

年に4回ある土用の中でも、一番重要な土用になります。物事の起承転結を「生長化収蔵」で表すと、春・夏・土用・秋・冬の順番になります。

夏の陽から秋の陰に変わるということは、豊潤から困窮生活に変わるのが難しいように、陽から陰の生活に変化するには、大変な努力を必要とするのです。

この土用の時期は、土いじりや土起こしをせず、なすがままに過ごすべきと言われています。土建業ではいまでも、土用を避ける傾向にあります。何も起こさなくて自然に変化していくので、自ら動かずに周囲の様子を見て、合わせたほうが良いのです。どっしりとして、人の中央に立つことで魅力のでやすい季節です。この時期にこそ本来の自分自身の軸を定めます。  

体質管理 

方角で言えば土用は真ん中にあたります。人間の真ん中はお腹、胃腸にあたります。
夏の疲れがでて、病症が起きやすいので、食材や食べ方、食べる時間などを見直してみます。
一番大切なことは食べる量です。朝ごはんは一番しっかり食べましょう。昼は少し、夜は果物やスープだけ、もしくは食べなくても良いくらいです。朝5:昼3:晩2の言い方もあります。ダイエットにも繋がります。もちろん冷たいものを食べないなどの質も重要です。

この季節に胃腸のトラブルを避けられれば代謝が高まり、効率の良いダイエットが期待できます。炭水化物などの食材が本来持っている甘みで補います。汗も自然に流れ、毛穴も開いています。しっかり呼吸をして、下腹に力を入れて、まっすぐな姿勢を保つだけで、簡単にダイエット出来てしまうのです。鍼灸の治療を利用して、足三里、天枢、中脘などの胃腸補給ツボを刺激して「化」の時期を利用して、肉体も変化させましょう。

撮るべきもの

豆腐は、畑の肉と言われる大豆が原材料であること、腫物を治して、消炎し、充血を治します。消化を助け、慢性胃炎を治します。散血作用や清熱作用から、更年期改善のイソフラボンを含むなど、毎日食べるといい食材です。

ニンジンは、料理に使う通常のもの以外にも高麗人参、紅参などいろいろあります。どれも胃腸を丈夫にして、肺の防御作用を高め、滋養強壮に役立ちます。

枝豆は、万人にとっての健康食材です。気血を補い、水の巡りをよくします。夏の胃腸に良く、消化を促し、便秘解消や美肌効果、高血圧や肝炎予防にも効き目があります。