足少陰腎経

 

 

臨床応用

一、気血流注

起:湧泉に起こり 絡:太谿をめぐって分かれて、踵に入り、下肢後内側、膝窩内側を上がり、腹部5分(臨床治療時1寸)横骨から幽門まで、胸部2寸歩廊から兪府まで、本経と合流、脊柱を貫いて腎に属する、膀胱を絡む

分:本経:腎より上がって、横隔膜を貫いて、肺にはいり、気管をめぐって、舌根を挟む。   

支経:肺からでて、心につらなり、胸中に流注、手厥陰心包経につながる。

 

    足少陰腎経動マン     

 

 【五要穴】

  本穴:陰谷、募穴:京門、絡穴:大鐘、郄穴:水泉

  湧泉(井木)
  然谷(栄火)
  太谿(兪土)
  復溜(経金)
  陰谷(合水)

 

 

 

 

 

 

 

二、生理作用 腎の三大生理効能 1、精を蔵し、2、津液を主る、3、納気を主る。

《素問》、腎は精を蔵し,生命力の根源である元気をもたらす、腎により活性化されたものが、元気である。腎は作强之官。造化生人,水は萬物を化生、伎巧出焉。

  • 精を蔵し:⓵生、⓶長、③化、④収、⑤臓の効能は全て揃いってます。

⓵生殖繁衍、先天之精、⓶成長発育、先天と後天之精、③成熟之極、歯寒髪落、④生老病衰、腎虚陽弱、⑤後天の気血を生成、先天の精気を補助。

  • 腎は津液を主る、全身の水分代謝を調整する。脾が胃において、水穀から分りして上に送り、肺が全身に散布した津液は不要となった分を最後に腎に任せて処理する。腎の働きはうまくいかないと浮腫、頻尿、あるいは下痢、尿閉などの症状が出る。
  • 腎は納気を主る、これは深い呼吸にかかわるもので、吸気を丹田までに取り入れて、精を元気にして、これを活性化する、腎機能低下すると納気も弱くなり、呼吸困難になります。

三、臨床症状

腎は精を蔵し、津液、骨を主る、耳と二陰に開竅、腎の液は唾である。

腎は充実していなければ、生殖機能は低下する、髪落歯寒、聴力低下、二陰不順。

主な症状:腰痛、脊柱痛、下肢無力感、足底熱通、口内乾燥、咽頭常に腫れ、疼痛。

     顔面浮腫み、咳あり、吸気困難、イライラ、よく下痢  

四、個人的臨床に使う穴

  • 湧泉:頭頂部痛、咽頭痛、二便不順、労宮で湧泉を刺激して更年期症状など
  • 然谷:生理不順、ED、下肢麻痺、
  • 太谿:生理不順、浮腫み、尿失禁
  • 気穴:先天の精を維持し、後天の気血を補助する
  • 大鐘: 息苦しい、腰背部痛、踵痛、膀胱炎、浮腫
  • 水泉: 咽頭炎、扁桃腺炎、生理痛の頭頂痛、生理痛の腹痛

その他:

⓵ 照海透公孫:逆経、肝鬱、
⓶ 交信、築賓、三陰交:経漏、生理止まらない
③ 太谿:腎結石の検査と治療